宿泊施設・病院・福祉施設・ゴルフ場

マイクロコージェネレーションシステム(コジェネ)

ガスを燃料としてガスエンジンやガスタービンで発電するとともに、その際に発生する廃熱を回収して給湯や冷暖房として利用するシステムです。

 近年、停電時にも発電・熱供給が可能な停電対応機が登場しました。電力不足・停電時にはコジェネで発電した電気で照明・通信機器等を使用したり、発電時に発生した熱エネルギーで給湯や冷暖房を行うことが可能です。

非常時対応のガス機器としても病院や学校、福祉施設などで利用されています。

業務用ガス給湯器

「高効率ガス給湯器(エコジョーズ)」や、連結設置・運用する「マルチシステム」など、様々な用途に合わせたラインナップを取り揃えています

 エコジョーズは少ないガス量で効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器です。従来利用されていなかった排気熱を再利用することで、これまで約80%が限界だった給湯熱効率を約95%まで高めました。環境に優しく、省エネルギーな給湯を実現します。

 また最大24台まで直結できるマルチタイプは、建物・施設等の増改築による給湯能力の変更に柔軟に対応できます。個々の給湯器は本体がコンパクトなため大掛かりな設置工事の必要がなく、イニシャルコストも抑えられます。またお湯の使用量に応じて必要な台数だけを運転するため、余分なお湯を沸かさず、ランニングコストも経済的です。

ガス空調 G(ガス)H(ヒート)P(ポンプ)エアコン

 GHPは高効率のガスエンジンを使用して冷暖房を行う空調システムです。電気ではなくガスで空調を行うため消費電力量が大幅に少なくなり、電力デマンドピークカットに貢献することができます。電気エアコンと比べて約1/10、発電機能搭載GHPは約1/100の省電力となります。

発電機能搭載GHPは停電時においても電力供給なしで運転を開始し、発電した電力で空調・照明・通信機器などの使用が可能です。

ボイラー

 ガスボイラーとはガスを燃焼させて温水や蒸気を作るシステムです。温水ボイラーは宿泊施設やプールなどの給湯や昇温、暖房などで利用されています。蒸気ボイラーは工場・病院などで乾燥や加温・殺菌などに利用されています。

 コージェネレーションシステムや他の機器・システムとの組み合わせも可能で、さらに高効率で省エネ・省コストを図ることができます。

 従来のボイラーは油焚きのものが多く使われていましたが、近年では環境問題への意識の高まりから、クリーンエネルギーであるガスボイラーへの転換が増加しています。CO2排出量やコスト削減だけでなく、老朽化した地下タンク問題の解決や、設備の簡素化による省スペース化を図ることができます。

LED照明

 LED照明は従来照明に比べて消費電力が少なく、概ね50%〜90%もの消費電力を削減できます。そのため、オフィスや商業施設などの照明が多い場所、また長時間点灯しなければならない場所ほど節電・CO2削減効果が期待できます。

 また、LED照明は40,000時間から60,000時間と非常に長寿命です(蛍光灯の約4倍、水銀灯の約5倍)。そのためランプ交換の手間が軽減でき、予備照明の保管も必要ないので、維持コストの大幅な削減につながります。特に水銀灯については2020年以降、製造・輸出入が全面禁止となり、入手が難しくなります。